通い続ける理由は「条件」(スペック)ではありません。

 
美容院経営に関するマーケティング戦略立案編~第3弾~です。
 
 
第1回では「美容院経営者が(も)抱えている課題は「客数の減少」」
 
第2回は「「スタッフ」の質を高めることが最善の戦略である」
 
ということをお伝えしました。
 
 
「マーケティング戦略」がテーマなのに、なぜ「スタッフの質」を問うのか不思議に思う方もいらっしゃるかも知れません。
 
わたしの体験談を交えてご説明します。
 
 
これは、先日わたしが通っている美容室であった実体験談です。
 
 
白髪が増えて、少し気になり出したんです。
 
それを美容師さんに伝えたところ、こう言われました。
 
「白髪染めは真っ黒になりすぎても変だし、紫や青になることもあるからお客様によって気に入るかどうかやってみないとわからない部分がある」とのこと。
 
「(2種類取り出して)これとこういう染料がありますが、試しにこっちで染めてみますか? お試しだから半額でいいですよ」
 
お試し感覚でやってみるか、と思ったのでお願いしました。
 
染料をつけて10分くらい待ったでしょうか。
 
洗い流して乾かすと、白髪は目立たなくなり、かと言って黒すぎずいい感じに。
 
 
やっぱりちゃんと払うと言ったのですが、「気に入ってくれたら、次回分からでいいですよ」と本当に半額にしてくれました。
 
結果に満足しましたし、安くなってうれしいというよりも、特別に対応してくれた感がありました。
 
 
こうなると、もう他の店に浮気はしなくなりますね。
 
 
この美容院、他のお店に比べて抜きん出ているわけではありません。
 
 
「立地」はどうか? 正直あまりよくありません。駅近ですが、メイン通りの逆側です。
 
「店構え」はどうか? 汚くはありませんが、今時のオシャレな美容室には負けます。
 
「技術」はどうか? 満足しています。もっと凄腕の美容師さんはたくさんいらっしゃるのでしょうが、わたしには充分です。
 
「価格」はどうか? 高くありませんが、安くもありません。エリアの相場です。
 
そして、
 
「スタッフの質」はどうか?
 
そうなんです。素晴らしいんです。
 
 
スタッフさんたちは仲が良いです。そのおかげでしょうか。お店の雰囲気も良いし、居心地も良いです。
 
お客さんのことを名前で呼んでくれます。それも、担当の美容師さんだけでなくシャンプーをしてくれるスタッフの方も含めて全員が。
 
 
つまり、
 
少なくともわたしにとって、このお店に通い続けている理由は、立地でも最新の設備でも、安いからでもありません。
 
 
お客様の心を惹きつけるのに「店舗」「価格」などの「条件」(スペック)よりも、「スタッフ」(サービス)のほうが大切なのです。
 
 
「サービスや接客力が大切なのは百も承知。しかし、それでどうやって集客を成功させるのか?」
 
「リピート獲得はそうかも知れない。しかし、不動産業は違う。どう活かせば良いのか?」
 
 
そんな声に、次回でお答えしたいと思います。

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