マーケティング担当者は技術者への褒めどころを身につけるべし~不動産ネット集客
不動産ネット集客コンサルタントの長友です。
みなさん、技術者とのやり取りに苦労していませんか?
技術者との信頼関係の築き方を身につけることができれば、あなたの理想のホームページを具体化できるようになりますよ。
先日、大手不動産会社のマーケティングご担当者(以下、マケ担)とのお打ち合わせでのひとコマをご紹介します。
マケ担「技術者とのやり取りにはいつも苦労しています」
長友「と、仰いますと?」
マケ担「社内のシステム部が新しいツールの導入にいつも反対してくるんです…」
長友「なるほど。システム部の方は、常にリスクをゼロにしたがります。どこの会社でも、売上を背負っている営業やマーケ部門の人とは対立しがちですよね」
マケ担「そうなんです。いつも彼らは「ダメ」「できない」からはじまるんです」
長友「それはまさに技術者の口癖、思考回路ですね」
マケ担「何か良い付き合い方はないでしょうか?」
と、要約すると、このようなやり取りでした。
そんな苦労を抱えていらっしゃるマーケティング部門のご担当者に、私がお勧めしたのは以下の2点です。
同じ社内でも部門が違うため、追っている数字や業務の優先順位が折り合わないのは仕方ないという前提に立ちつつ、
1.技術者の日頃の苦労を理解すること
例えば、アクセス数の多いサイトでは、ホームページを毎分毎秒安定稼働させるだけでも一苦労ですし、物件数が多くなれば検索機能のスピードを保つのも大変なことなのです。
2.技術者の「褒めどころ」を知ること
何か開発したり修正したりした際に感謝を伝えるのは当然です。しかし、それだけでは彼ら信頼関係を築くことはできません。
つまり、「技術者が日頃なかなか褒めてもらえていない点」「苦労して開発したのに周囲には当たり前みたいに思われている点」を褒めてあげると、彼らの心にグッと刺さるのです。
では、その技術者の「褒めどころ」を掴むにはどうするか?
普段から何気なく、日頃安定稼働をさせるために工夫をしたり、苦労をしていることはないか尋ねてみることからはじまります。
ちなみにですが、「褒めどころ」に触れると、
「よくぞ聞いてくれました!」と長時間話に付き合わされる可能性大です。ご注意ください(笑)
そうした時間と苦労を重ね、技術者と信頼関係を築くことができれば、業務が円滑に進み、理想のマーケティング活動ができるようになるのです。
今日の格言:
デキるマーケティング担当者は技術者の「褒めどころ」を知っている。