美容院経営者が(も)抱えている課題は「客数の減少」
Googleドライブのファイルを整理していたら、懐かしい資料が出てきました。
独立前に、美容院を経営している友人に頼まれ、戦略やマーケティングに関して、腕試し的に作成した資料です。
不動産・住宅業界におけるマーケティングに役に立ちそうなので、一部ご紹介させていただきたいと思います。
まず、厚労省の資料によれば、「美容院経営者が考えている問題点」のトップは「客数の減少」が圧倒的でした。
美容業界も不動産・住宅業界と同じ問題を抱えているようですね。
しかし、次の設問「今後の経営方針」については「施設設備の改装」が最も多く挙げられています。
本当に、客数の減少を店舗や機材をリニューアルすることで回復させることができるのでしょうか?
もちろん、お店の見た目がキレイになれば一時的にお客さんは増えるかも知れません。
ここで、少し立ち止まって顧客心理を探りましょう。
株式会社バルクさんのリサーチによれば、女性が美容院を選ぶポイントとして挙げているのは、下記表の通りです。
1位の「行きやすい場所にある」は、必ずしも駅前でなければならないのではなくて、最寄駅または日頃利用する駅やエリア内にあって欲しいということでしょう。
とは言え、移転することがベターだとしても、そんな莫大なコストがかかる施策は非現実的です。ただでさえ、経営環境が厳しく、先行きが不透明なわけですから。
ここは、今の店舗で戦う術を考えるべきでしょう。
2位の「価格が手ごろ」は、相場は外していなければ、最安値を狙う必要性もありませんし、いたずらに価格競争に突入する理由はありません。
そして、3位以下の解釈が肝要です。
長くなりましたので、続きはまた次回書きます。